67 天智は即位していない

2024年03月23日 09:14

天智は即位直前に暗殺された

 中大兄皇子(百済皇子翹支)は間人皇女とは同母の双子兄妹。間人は絶世の美女で、異名は衣通姫。美しさが衣を通して外に輝き出るという意味である。間人は中皇命として孝徳天皇の後、天皇に即位したと言われている。中大兄は同母兄妹であったにも関わらず、間人と関係を持ち、子供まで成した。世間の批判は厳しく、一時斉明の弟と言われている孝徳天皇の妃として手放したが幸徳が失脚すると、またぞろ手元に置き、その不倫のためになかなか即位できなかった。結局間人を殺し、いよいよ即位という段取りが整った。しかし正式な即位式の直前に暗殺され、天皇級の権力は手にしたものの即位はできなかった。そのことは天智の異母妹新羅善徳女王の姪鏡皇女との間に生まれた双子姉妹の元明・元正姉妹が証言している。
 日本書紀には弘計、億計兄弟(書紀は男の双子兄弟として事実をカモフラージュしている)の話として記されている。元明・元正は父天智の暗殺後、男装して姿を隠していたが、のちの文武天皇によって救い出され、保護された。元明・元正は天武天皇と鏡皇女との間に生まれた藤原不比等の同母姉なので文武天皇没後、幼い首皇子(後の聖武天皇、柿本人麻呂と不比等の三女宮子との間に生まれた)即位までの繋ぎの天皇として、元明・元正共に即位した。
 天智と九州北部の海洋豪族宗像(胸形)徳善の娘との間に生まれた高市皇子も双子であった。兄の大碓(おおうす)は高市に殺された。高市は父天智に愛されず、その不満から壬申の乱では天武と親子の契りを結び天武側についたが、天皇位を天武に取られ、ついに天武とも不仲になり、天武を殺して天皇に即位した。高市こそ小碓=日本尊命(ヤマトタケルノミコト)である。

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